建築と木のものづくり

街で伐られてしまう木を活かす。檜と杉の本当の魅力を提示する。いまここにあるものでつくる、私たちのこの時代、この土地ならではのものづくり。

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一枚板の木製ごみ箱、蓋付きができました  

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好評を頂いている一枚板のごみ箱、今回の製作では蓋を追加してみました。
蓋に空けられた丸穴は手かけでもありますが、小さなゴミならそのまま入れることもできます。

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これまで通りの抑え縁も付いているので、蓋なしで使うことも可能です。その場合、蓋は本体の底に収納できるようになっています。

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今回の素材は、先日丸太で買って専用に製材して頂いていた飛騨のクリ材。クリは硬く丈夫でありながら、堅木の広葉樹としては重量が軽いため、日常の取扱いも楽でごみ箱を作るには良い材です。軽快感のある爽やかな色調も魅力です。

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オーダーを頂いていたため、ブラックウォルナットのごみ箱も特別に少しだけ製作しました。

→クリとブラックウォルナット、一枚板の木製ごみ箱

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category: 木工・製作

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ミニ温室(2)  

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今回の製作で、買いだめしておいた板屋楓はほぼなくなってしまいました。日本のメープル、板屋楓は大変に美しい木材なのですが、いまや希少材となってしまって、良い物を手に入れるのはとても難しくなっています。出会ったら買い。まぁこれは、板屋楓に限らず国産広葉樹全般に言えることになりつつありますが、、、

category: 木工・製作

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ミニ温室  

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ミニ温室、今回はお客様のご要望により、板屋楓(日本のメープル)での製作です。

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板屋楓はとても美しく強度も高い良材なのですが、狂い(材のあばれ)がきついのが難しいところ。木材は、板屋楓に限らず広葉樹のほとんどは、時間を掛けて自然乾燥→人工乾燥までした材であっても、切ったり削ったりすると必ず狂います。

狂いに対応するために、仕上がりの大きさよりも一回り大きく木取りして、数日放置。
いったん狂いを出させてから、もう一度削って仕上げることで、その影響を最小限にします。

→Mini Green House

category: 木工・製作

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お弁当箱がもうすぐ  

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これまでにも試作を繰り返してきたお弁当箱、ようやく最終形が見えて来ました。お箸を収納しようとしたり色々とやったけど、結局はシンプルなものに落ち着きつつあります。

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ものづくりの会のお弁当マスターにご意見を伺いながら、色々なものを入れてみて最適サイズを探ります。

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ちょっと高さがありすぎるということで、この後、高さを4mm詰めました。

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木という素材の力で、中に入った食べ物がより美味しそうに、素敵なものに見えればいいなぁと。

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黄金比を内包したシンプルな木の箱。中仕切りは2枚。

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ひとつだけで使っても良いし、幾つか重ねて使うことも可能です。

category: 木工・製作

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板屋楓の茶筒  

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いかにも工芸品然としたこってりしたものではなくて、控えめでナチュラルなんだけど、どこに出しても恥ずかしくない本物感のある茶筒。そんな茶筒が欲しいなぁと、常々考えておりました。

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茶筒のような品物は、木工ではろくろ加工の領分です。回転する機械に木材を取り付けて、そこに刃物を当てて削ることによって加工するのです。そしてこの木工ろくろには、板のような材料を削ってそれほど厚みのないお皿などを作る「板目挽き」のろくろと、柱のような材料から削りだして、グラスや茶筒のような深さのある品物を削り出す「木口挽き」のろくろという、簡単に言って2種の専門があり、使う機械は同じなのですが、そのセッティングや刃物(これは各職人が、自分で刃物を打って研いで作ります)が異なるため、分業制になっているのが普通です。

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私は以前から、「板目挽き」のろくろ職人さん(伝統工芸師)にお世話になっていたのですが、この方に「木口挽き」の職人さんで誰か名人はいないのか? と伺ったところ、ご紹介を頂いたのが、今回、茶筒を加工して下さった伝統工芸師さんでした。

ご多分に漏れずご高齢ということで、もうあまり新規の仕事をしたくないとのことではありましたが、これはぜひ一度、一緒に仕事をして頂きながら勉強をさせて頂きたいということで、無理を言ってお願いし、仕事をして頂きました。

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ろくろ師さんの仕事場。とても立派なお宅にお住まいであるにもかかわらず、作業場はとてもコンパクト。この方に限らず、大抵の木地師さん(漆塗りの下地となる木部を製作する職人さん、その多くは伝統工芸師)の工房は、驚くほど小さいもので、家具を作る新しい世代の木工家のように郊外の広々とした場所ではなく、街中の一角の普通のお宅の一部を工房として、職住一体のスタイルで仕事をされていることがほとんどです。

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材料はこちらで荒木取りまでをして、持ち込みます。一枚板のテーブルが作れそうな立派すぎる板屋楓の盤から、最も面白い木目が出ると思われる、皮のコブコブに近い部分をとり、お預けして待つこと1ヶ月。ろくろの加工が終わったものを引き取って、仕上げはまたこちらで行うという段取りです。

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板屋楓は白っぽい木材で、室内のフラットな光の元ではとても静かな印象なのですが、ひとたび光が当たると、絹のような輝きを放ちます。光の状況によって異なる表情を見せる二面性を持った面白い茶筒ができました。

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本当にもう感謝をする以外にはないのですが、今回の仕事に関係がないお話しまでたくさんして頂いて、とても勉強になりました。このところ何人かの伝統工芸師さんを訪ね歩いていたのですが、皆さんに共通していたことは、「本当は教えないんだけどね〜」と言いながら、そんなノウハウを簡単に話していいんですか?ということまで話して下さるということでした。ただ聞いただけではどうにもなるまいということもあるのでしょうが、後継者がいらっしゃらないということとも無関係ではないように思われます。ライバルがたくさんいた時代とは違う、隠しても仕方がないとは、また別の伝統工芸師さんから言われたことでした。

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これから木工に取り組もうという若い人達は、自腹を切ってでも、こうした先輩方に教えを請いに行くと良いのではないかと思います。仕事を見学させて頂いていいですか? と伺って、断られたことはありません。 色々質問をして、嫌な顔をされたこともありません。誰かに伝えなければ消えてしまうノウハウを、少なからぬ先輩方が、誰かに伝えたいと思って下さっているのではないかと思うのです。

板屋楓の茶筒/BIKAKU FURNITURE

category: 木工・製作

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