建築と木のものづくり

街で伐られてしまう木を活かす。檜と杉の本当の魅力を提示する。いまここにあるものでつくる、私たちのこの時代、この土地ならではのものづくり。

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「きらめき間伐」の実験  

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「きらめき間伐」という間伐方法を実験的にやってみようということで、いつもお世話になっている青梅の地主さん(凄腕の木こりさんでもある)のところまで行って来ました。

「きらめき間伐」とは、立木の状態で皮を剥き、枯らし、その状態で乾燥させてから伐るという間伐方法です。いきなり切り倒す伐採方法に比べると、水分が抜けて重量が軽くなってから伐ることで、伐採作業や移動搬出が楽になるというメリットがあるそうです。

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重量が軽くなることで非力な女性でも間伐作業をし易くなる、なるほど、いまや間伐材は山に放置が多いわけだから、こういう方法は理にかなっているなと感じました。時期を選べば、木の皮を剥くことは大した労力ではありません。

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この日は実験のためもあり、ヒノキ、杉だけでなく、様々な樹種の皮を剥きました。ヒノキ、杉、サワラの皮を剥くのは極めて簡単、ナラ、山桜、モミはまぁ簡単、白樫だけは皮を剥くのが困難でした。

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切れないように気をつけながら剥いた山桜の樹皮。樹皮を使って花器や入れ物などを作ることが出来そうです。

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はじめて「きらめき間伐」のことを聞いたとき、なるほど上手いやり方だと感じました。材として用いず山に放置するのならそれが合理的だよね、と。しかし家に帰ってからネットで検索してみると、木材としても良いと言う主張がされていたりします。自然乾燥なので人工乾燥よりも良い材になる、というのです。

個人的には、この主張には甚だ疑問が残ります。「人工乾燥よりも自然乾燥がいい」と単純に言い切るのは「自転車の方が電車より優れた移動手段だ」と言い切るようなものですし、そこを流したとしても、丸太の状態で乾かした材は干割れだらけになるはずで、そこから材を採ろうとすれば棄てる部分が多くなることは明かです。

この点については書き出すと長くなりそうなので次回に回したいと思いますが、今回皮を剥いた木が今後どうなっていくのか、伐り倒し、材を採ろうとしてみた場合どのような結果になるのか、継続的にフォローしていきたいと思います。
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category: 山遊び

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たけのこ掘り  

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やって来ました、東京の里山。
ここでは友人が畑を借りているのですが、ここの地主さんはじめ楽しい人がたくさん集まる素晴らしい所です。

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とりあえず、友人の農作業の手伝い(邪魔)をします。
トマト、スクナカボチャ、コーンなどの苗を植え、草取り。
間引いたレタスは自生するたんぽぽと一緒にその場でサラダに。
実はこれを期待して、自家製ドレッシング(オイル+酢、月桂樹、ローズマリー、タイム)を持参していました。

そして一番の楽しみ、タケノコ掘り。

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地主さんにとっては駆除の意味合いも強いようでしたが、まさに雨後、凄い数のタケノコが生えてきています。いつの間にこんなところまで根を広げていたのかと思うほど、とんでもないところからも生えていていました。

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取れたてを焚き火で茹でてあく抜き、わさび醤油で。
旨い! 最初の一口では、一瞬メロンを思い出しました。

ゆでタケノコと生タケノコ、持てないくらい持って山を下りました。
とても食べきれないので、近所を走り回ってお裾分け。
明日は弟が取りに来ますが、なんと同時刻、彼も河原でヒメタケのタケノコとってバーベキューしてたとか。


さて、遊び倒してしまいましたが、本来の訪問理由はこっちの方。

以前、伐られたけど材木として利用されることなく処分されてしまう木をなんとかしたいということで、ここの地主さんと相談させて頂いていたのですが、なんといつの間にか伐ってあった丸太の一部を製材してくれていたのです。
材木になれば銘木と呼ばれるような種類の木でも、めちゃくちゃ重たい丸太を運搬し、製材所に持ち込み、製材費用を支払い、1年以上もかけて乾かし、とやっていくのは大変な手間とコストがかかります。山で伐られて通常のルートに乗っていればともかく、街場や個人の庭で伐られた木をわざわざそのルートに乗せるということは、感情的には意味のあることですが、経済的にはまったく合理性のないことです。

どうにかしたいけど難しいね〜、でもまあこっちでもなんか考えて見るよ〜、と言って頂いてお別れしたのが前回、今回は、山桜がしっかり材木になっていました。しかも柾目挽き。

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感激です。そして責任を感じます。

これをしてくれた地主さんは、若い頃製材所で働いていたことがあり、また、親戚の工務店から譲り受けた大きなバンドソーや手押しカンナを持っていて、今回、それらの設備と知識、そしてなによりも心意気で、このようにしてくれました。そうした機械で製材する作業がどれほど大変か、自分でも試したことがあるだけによく分かります。

話を振った側としては、当然これに応えなければなりません。これを使って良いものを作らなければなりません。作った物を、人に使って頂けるようにしなければなりません。
手間に見合った謝礼をお支払いすることは難しいですが、材料費として相場の価格くらいは支払えるようにならなければなりません。お金の問題ではないですが、最低限のものは確保して回さなければ、次につながって行きません。ボランティア的な心意気に感謝してそれでおしまいとならないよう、頑張らなければなりません。

category: 山遊び

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