建築と木のものづくり

街で伐られてしまう木を活かす。檜と杉の本当の魅力を提示する。いまここにあるものでつくる、私たちのこの時代、この土地ならではのものづくり。

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春の花  

ちょっと気分転換ということで、庭でカメラ遊び。
数坪しかない小さな庭ですが、こんなにいろんなヤツがいたのかと思うほど、色んな花が咲きはじめました。
どんよりとした曇り空の下、みんな力強く咲いています。

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(OLYMPUS E-1+OM 50mm F=1:1.8)

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category: 植物

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高山の製材所めぐり  

高山での製作の合間に、いくつかの製材屋さんをチェックして来ました。

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こちらは高山で一番お世話になってる製材所。先月来た時には見なかった丸太がごろごろと入っていました。なんでこんな桜入ってきているのかな。

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丸太は皮を剥いて板状にスライスされた後、桟積みされてまずは当分の間、自然乾燥させられます。

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最低でも半年から1年くらい自然乾燥の期間を経てから人工乾燥の工程に移されます。
それも終わってようやく出て来たのが、家具になる準備OKになったこれらの材木。

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この山のなかに、なんとイタヤカエデがあるのを見つけてしまいました。東京でデスクの注文を頂いていた方に速攻電話。ブナ材をお選び頂いていたのですが、イタヤカエデに変更、イタヤは、白に近い肌色っぽい色調で、ふわふわと絹のような光沢のあるたいへん美しい木材です。堅くて加工は困難ですが、仕上がりは申し分のない良材です。こちらでは、沢ぐるみも少々購入してきました。

さて、今度はちょっと足を伸ばして古河の製材屋さん。

くるみの薄板が一山売りで安いです。ここでは友人がブラックウォルナットを購入しました。



こちらはどこかからか外してきた立派な梁や柱。
このところ家具や雑貨づくりに夢中でしたが、こういう材を見ていると、無性に建築をつくりたくなって来ます。

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このほかにも、針葉樹専門のところにもお邪魔して、桧と杉を少し買っておきました。

category: 木材

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高山での製作(バターケース&ナイフ)  

バターケースの製品版を作るため、高山にある師匠の工房で作業してきました。

形や使いやすさはもちろん、製作に関しても問題はないだろうと自信を持って乗り込んだのですが、
師匠からは製作に当たっての2、3の問題点を指摘されました。
その問題点は、作業の安全性(現状の私のやり方にはやや危険な作業が含まれていた)と、歩留まりの悪さ(材料が熱を持つ行程があることで、材料の木がわずかに狂い、接合部にわずかにスキマができた不良品が発生する)についてのことで、その点を改善する工夫を考えながらの製作となりました。

今回は最初の製作と言うことで、数を作ることを優先せず、なるべく色々な樹種を用いて作ってみました。

桑

工房の倉庫にある木を物色して集めたのは、桑(上写真)、ナラ、ブナ、山桜、トチ、ニレ、ヒノキ、クルミ、キハダ。

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木取りして、削って直角を出し、カットして部材を作っていきます。
下の写真は出来上がった底板、色とりどり。

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本体は種々の加工を終えていったん組み上げた後、「かんざし」を入れて強度を高めます。

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かんざしの余分な出っ張りを処理し、カンナで大まかに面取りし、サンドペーパーを掛けて仕上げていきます。
蓋のデコボコは昇降盤とルーターを駆使して作りましたが、材料が小さいだけにルーターの刃が手に近くかなり危険、このあたりはデザイン変更も含めて次回、対策したいところです。

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くるみ材の蓋は、板材が無かったので刳り物(器)用にとってあった丸太から。

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こちらはバターナイフ。バターナイフの形は、試作品のシンプルすぎる形と、バターナイフを納める本体の切り欠きが前後でズレるのが良くないという御師匠からの指摘を受けて、デザインし直しました。形も面白くなり、持ちやすくなり、本体への納まりも良くなりました。
材質は強度と粘りがあるイタヤカエデ。帯鋸で大まかな形を切り出してから、私が大まかに形を整えたものを、同じ師匠の元で学んだ友達がサンドペーパーで仕上げてくれました。

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塗装はプレポリマー系、通常のオイル塗装などに比べて大変高価で塗るのにも手間がかかりますが、 木材の保護性能や安全性、長持ちすることを考えると、これに代わるものはありません。この日は、高山の木工会社で働いていたまた別の友人が手伝いに来てくれました。

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嬉しい完成。様々な木を使ったりしたせいで、目標の半分の数しかできませんでしたが、それだけに学ぶこともありました。技術的なこともそうですが、御師匠や友人達が助けてくれたことがなによりも嬉しく、計画通りに行かない事なんて小さな事だと自然に思えました。アムロじゃないけど、「こんなに嬉しいことはない」というやつです。
作品名は「こんなに嬉しいことはないバターケース」にでもしようかな。

追記(2012年5月):バターケースの商品ページができました。

category: 木工・製作

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バターケース試作(山桜の丸太から)  

丸太を割って製材し、乾かしておいた山桜。
薄くしておいたものはそこそこ乾いてきたので、
これを用いて、このところはバターケースの試作に取り組んでいます。

木のブロックをくり抜くタイプなど、いくつかの方向性を模索したのですが、
最終的に、本体はくり抜きではなく板組で、
洗いやすいように底板はフローティング式(取り外し可)、
通気を最小限に抑えるため、バターナイフを内部に完全に収納できるようにする、
といった方向になりました。

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バターナイフは、ケースの中に埋もれたバターを切り出しやすいよう、
先端を木工のノミのような形とし、強度のあるカエデ材を用いて、
できるだけ薄く、金属製のバターナイフの使い心地に近づけようとしましたが、、、

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使ってみたら、バターを切る動作はとても良いのですが、
パンに塗るという動作に関してはいまひとつ。
これに関しては、使いながら形を修正していくことにします。

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塗装して、ひとまず完成。
本体に使用した山桜は、山桜にしては随分色が薄く黄色っぽいですが、
これはこれで悪くない色です。
蓋と底板には、褐色のアサダ材を合わせてツートンカラーとしました。
バターナイフも作り直して、今度は前よりもパンに塗りやすくなったけど、
今度は切れ味が今ひとつ。
ここ数日、毎朝パンにバターを塗っては削り直す作業を繰り返しています。


さて、東京など都市部で、材木にする目的ではなく伐られた木が、
ゴミとして捨てられてしまうのはもったいない、どうにか活用できないか、
というのが「都市森林」プロジェクトの問題意識です。

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しかし、今回のように、少しばかりの材木をわざわざ取りに行って、
大汗かいて自分で製材して(製材所に持って行くと15000/m3程度かかります)、
時間を掛けて乾かして(自然乾燥〜人工乾燥で約1年、人工乾燥や保管には費用が発生)、
ようやく得られるのが小さな板や棒というのでは、
まったく採算が合わないどころか、道楽以外の何物でもありません。
同じ国産の山桜でも、乾燥までバッチリ終わった大きな板を買ってきた方が遙かに安く、
外国産材であればましてなおさらです。

まぁ、こんなことは始めから分かりきっていたことですが、さてどうしたものでしょう。

とりあえず、出来上がったバターケースやカトラリーを持参して、
丸太をくれた、東京で木を伐る仕事をされている方のところを再訪し、
やっぱり難しいよね、どうしたものかねー、と話し合いました。

お互い、眼の前にある立派な丸太をもったいないと思う気持ちは同じです。

丸太がバターケースに変わったのを見て、とても喜んで頂けて、
製材までをもっと簡単にできないか、こっちでもなにか考えてみるよと言って頂きました。
はじめのうちはボランティア的にやるしかないね、とも。

しかしながら、やっぱり経済的にある程度でも成立しなければ続けていくことはできません。
そういう気持ちに甘えて終わりになってしまってはいけないのだと思います。

まだまだ、暗中模索が続きそうですが、楽しみながら少しずつやっていきたいと思います。

追記(2012年5月):バターケースの製品版のページができました。

category: 街で伐られた木を活用

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