建築と木のものづくり

街で伐られてしまう木を活かす。檜と杉の本当の魅力を提示する。いまここにあるものでつくる、私たちのこの時代、この土地ならではのものづくり。

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ビワの木(都市森林的な視点から)  

このところ、実が膨らんで食べ頃になってきてますね、ビワ。



ビワの木は、東京の住宅街ではよく見かける木の一つです。
種を蒔けば簡単に発芽するので、人の手を介して都市部で繁栄しているのでしょう。
私の家の近所でも、そこそこ大きなビワの木があるお宅や団地がたくさんあります。

木材としては、材木店に行ってもまず出会うことはありません。
古くは木刀を作るのに最良の材とされていたそうですが(あの武蔵も使っていたんだとか)
一般的に木材として意識されているものではありません。

しかしながらこのビワ、実のところ大変な良材なのです。
木刀が作られることからも分かるように、強度や粘り強さがまず最高。
木工家としては、玄翁(金槌)の柄など、道具の柄にするのにも最適です。

そしてさらに素敵なのがその木肌。
黄色がかった淡い肌色で、木目ははっきりせず、
いわゆる導管の穴などデコボコがなくとってもスベスベ。
まるで象牙のような質感です。

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私はビワの木で、ちょっと長めのお箸を作って使用しています。
コシがあって弾力が強いので、長くても嫌なたわみ方をせず、しっかりと食べ物を掴めます。
その上、触り心地が良く、表面が平滑なので洗うのも簡単で、とても使用感が良いのです。

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山や製材所ではまず見かけないけれど、都市部にはよくある木。
まさに「都市森林」を代表する木材資源であると言えるでしょう。
もし、伐ってしまうことがあったなら、ぜひゴミにせず、
ものづくりに活かして頂ければと思います。

私も、近所で建て替えを計画している団地にあるビワの木を、それとなく見ています。
伐られないのが一番ですが、もし伐られてしまうようなら、譲ってくださいとお願いしてみるつもりです。

都市森林プロジェクト【BIKAKU FURNITURE】
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category: 街で伐られた木を活用

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イタヤカエデのデスク ーその2ー   

前回に引き続き、イタヤカエデのデスクをご紹介させて頂きます。

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4隅の丸脚は、六角レンチ一本で脱着が可能です。

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取手、本体と同じイタヤカエデ材から削り出して製作。

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抽斗の内部、側板にはクルミ材、底板には別件で購入していたサワグルミ(沢胡桃)を用いました。イタヤとは全く性質の異なる材ですが、同じように白っぽくてキラキラした光沢のある沢グルミは良く合うだろうということで引出の底板に用いました。幅広だったので継がずに一枚でまかなえるということもありました。

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自分で使いたいけど、そうもいかないのが辛いところ。
この写真を撮った次の日には、オーナーの元に巣立って行きました。

→板屋楓のデスク

category: オーダー家具

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イタヤカエデのデスク ーその1ー  

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オーダーにより製作したデスク+チェストです。
小学校の机のように抽斗はなし。(後から抽斗にもできます)
脚は取り外し式で、チェストにはキャスターが付いています。(写真は取手を取り付ける前の状態)

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材はいまや超希少材となってしまったイタヤカエデ。お客様には、当初、ブナ材をお選び頂いていたのですが、前々回の出張で高山の製材所に立ち寄った際、たまたま少量のイタヤが出ているのを発見、すぐさまお客様に電話をし、価格アップを伴う変更ではありましたが、快くご了承頂くことができたため、押さえることが出来た材料でした。

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イタヤカエデはブナと同様に肌色っぽい明るい色調の材ですが、
雲のようにふわふわとした、柔らかな表情の中に絹のような輝きのある、たいへん美しい木材です。

材質は極めて硬く重厚、粘り強く割れにくく、加工は困難、
材の欠点は黒っぽい色なので受け入れがたく、そこを避けて木取りをするので歩留まりが大変悪く、実際に必要な量よりもかなり余裕を持って材を仕入れておくことが必要です。今回も、少量とはいえあるだけ購入してあったのですが、欠点を避けて行くと少々材が足りなかったため、脚の部分には御師匠が秘蔵していた大きなイタヤの盤を使わせて頂いて、どうにか足りたというところでした。

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↑御師匠秘蔵のイタヤの盤。素敵な杢が出る銘木中の銘木と言える材でした。

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この盤から切り出した材料を、旋盤という木材を回転させる機械にセット、それに刃物を当てて削っていくことで、テーパーの付いた丸脚を作ります。下右写真はその削りカス、ぐるぐるとずっとつながっています。

(続く)

→板屋楓のデスク

category: オーダー家具

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動物たち  

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なにも考えず、手慰みでふと作ったものって、どうしたわけか動物の形をしたものが多い。
冒頭の写真は、はじめホオの木で器を作ろうとしていて削っていたら、歯のようになってしまい、
それがイヤでいろいろ削ってたらなんとなくキリンの姿が見えてきて、、、
燃やす予定の端材の中からいろいろ拾ってきて頭や胴体をくっつけて、
立派なキリンになったもの。

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器にしようとしていた名残で、胴体は小物入れになっています。

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このブタは自分で作ったのかどうか覚えがないけれど、いつの間にか手元にいた。

植物は好きだし昆虫採集とか魚や貝など獲物を捕ったりするのは好きだけど、
とりたてて動物(獣)が好きだという意識はない。
しかしどうしたわけか動物が増えていく、、、

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納品を待つデスクの上で。
シカは最近加わったウチのマスコット。

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杢の浮き出たイタヤカエデの天板。
夕日が当たると草原のように見えてくる。

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彼らには、展示の際にカードを咥えてもらっています。

category: 木工・製作

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