建築と木のものづくり

街で伐られてしまう木を活かす。檜と杉の本当の魅力を提示する。いまここにあるものでつくる、私たちのこの時代、この土地ならではのものづくり。

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街の木12樹種に会えるカフェ aona様の家具紹介その2  


街の木12樹種に会えるカフェ aona様の家具紹介、桜新町の桜のテーブルです。

sakuraTable06.jpg

Cafe aonaのメインの椅子席となる3連のテーブルは桜新町で伐採された桜の木で作りました。

sakuraTable02.jpg

地域の人々の春の楽しみにもなっていた立派な桜でしたが、マンションの建設工事に伴い伐採されてしまいました。

sakuraTable01.jpg

大変太い木で残念ではありますが、街の桜は大抵傷んでいるものです。「桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿」という言葉がある通り、桜は剪定によって痛みが入りやすく、かといって街中の木である以上剪定なしとはいきませんし、街中で桜の老木を維持するということは大変難しいことなのです。

sakuraTable05.jpg

製材して人工乾燥にまで入れて出てきた木材の半分は、写真のように腐れが入っていて使い物になりませんでした。

製材屋さんも、傷んでいることを製材した時点で見抜いてそこで止めてくれれば良かったのですが、製材したての瑞々しい材は傷んでいても美しいもので、経験不足な職人さんではとりあえず乾燥させてみよう、と思ってしまうのも無理はないので仕方ないと言うべきでしょうか。

とは言え結構な費用を払って人工乾燥までした挙句、出てきたら燃やして温まるくらいしか使い道がないのでは気分は複雑です。

sakuraTable03.jpg

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乾燥が終わって工房に運んできた健康な部分。ここからどうにか3枚のテーブルの天板(と1台のちゃぶ台の天板、数台の椅子の背もたれの材)を採ることができました。

sakuraTable07.jpg

傷んでいる部分が多く、何枚もの板を接合して天板を作らざるを得ませんでしたが、それでもその木目は大変に美しく、手間を掛けるに価するものでした。

木工の世界では基本的に桜類では外国産のチェリー、国産では山桜がほとんどで、シウリ桜、上溝桜が稀に使われるくらいなのですが、こうした街の桜もとても魅力的なので今後も活かして行ければと思います。
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category: 街で伐られた木を活用

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